<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>VPP・一括購入 &#8211; MICSS</title>
	<atom:link href="https://www.micss.biz/category/vpp/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://www.micss.biz</link>
	<description>“低コスト”で“スピーディ”なモバイル導入をご支援</description>
	<lastBuildDate>Tue, 07 Apr 2026 05:55:27 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=4.7.33</generator>
	<item>
		<title>SDE, ADP, DEP, ABM, ADE&#8230;名称がコロコロ変わる端末登録の歴史</title>
		<link>https://www.micss.biz/2021/08/16/4250/</link>
		<pubDate>Sun, 15 Aug 2021 22:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[OishiYuichi]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ABM]]></category>
		<category><![CDATA[DEP]]></category>
		<category><![CDATA[MDM]]></category>
		<category><![CDATA[VPP・一括購入]]></category>
		<category><![CDATA[エンタープライズiOS]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://www.micss.biz/?p=4250</guid>
		<description><![CDATA[エンタープライズiOSが難しく感じられる理由の一つに、新しい用語が現れては消えていくAppleの気まぐれ(?)があります。それが最も顕著に現れているのが、端末の登録(device enrollment)に関する用語でしょ [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>エンタープライズiOSが難しく感じられる理由の一つに、新しい用語が現れては消えていくAppleの気まぐれ(?)があります。それが最も顕著に現れているのが、端末の登録(device enrollment)に関する用語でしょう。</p>
<p>そこで本稿では、業務用iOS端末の登録(device enrollment)に関連してAppleが使ってきた用語を時間軸で整理します。端末登録(device enrollment)の用語の歴史を知って頂くことが、複雑なエンタープライズiOSを理解する一助になればと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>SDE(Streamlined Device Enrollment)</h3>
<p>iOSがMDMに対応したのは2010年のiOS4のとき。MDM対応をうけてiOS端末の業務活用が急加速すると、MDMのチェックインや監視モードにする手間が問題視されるようになりました。</p>
<p>エンタープライズ強化を図っていたAppleは、これを受け満を持してWWDC2013のセッション <a href="https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2013/300/">Managing Apple Devices</a> で端末登録(device enrollment)という概念を新たに発表します。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/08/20210816_sde_wwdc2013.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(同セッションでの「たったこれだけです」というAppleエンジニアからの説明に拍手が起こる。<a href="https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2013/300/">41:29</a>)</span></p>
<p>同セッションではアプリのサイレントインストールやVPPの仕組みも発表されてますので、2014年は2010年のMDM対応に続くエンタープライズiOS転換点と言えるでしょう。この発表当初は、<strong>Streamlined</strong> という言葉が使われていました。無駄のない簡素化された端末登録&#8230;といったところでしょうか。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/08/20210816_sde.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(MDM支配下から逃れられなくなることが特に歓迎された)</span></p>
<p>このセッション中に何度も何度も聴衆から拍手が起こっているのが印象的です。SDEはそれだけエンタープライズiOS界隈で待望だったのですね。</p>
<p>ただ発表当初、SDEが可能なのは米国のみで且つ Apple から端末購入した場合に限られていました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>DEP(Device Enrollment Program) と ADP (Apple Deployment Programs)</h3>
<p>翌年、進展があります。</p>
<p>2014年、Streamlined Device Enrollment の仕組みの米国以外への提供、及びApple直販以外の購入(公式リセラーやキャリア経由)でもSDEが可能になるのにあわせて、名称が Device Enrollment Program に変わります。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/08/20210816_dep.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /></p>
<p>同時に、「配備」という観点で、アプリ一括購入機能の VPP (Volume Purchase Program) もひとくくりにしてしまって、 Appleは ADP(Apple Deployment Programs) という名称を使うようになりました。(参考 : <a href="/2021/03/01/3292/">VPP・アプリ一括購入とは何か</a>)</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/08/20210816_adp.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(Device Enrollment と Volume Purchase の制度という体でひとくくりにされているのが分かる)</span></p>
<p>エンタープライズ向けのデバイスとアプリの特別な仕組みを「配備プログラム郡(Deployment Programs)」としてまとめたかったAppleの意図を感じることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>ABM(Apple Business Manager) の登場</h3>
<p>DEPとVPPをADPとして提供していたAppleは、2018年末にADPの後継として Apple Business Manager (ABM) の提供を開始します。(2018年4月には米国企業向けにベータ版は提供開始していた。詳しくは<a href="/2020/08/14/1927/">ABMとは何か</a>を参照)</p>
<p>ADP(Apple Deployment Programs)のDEP(Device Enrollment Program)を使用していた企業には、<a href="https://support.apple.com/ja-jp/HT209617">ABMにアップグレードを促し</a>はじめます。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/08/20210816_upgradefromadp.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(2021年8月現在でもADPでググってたどり着く公式ページはアップグレード誘導ページ)</span></p>
<p>このアップグレードには、</p>
<ul>
<li>DEPとVPPがADPで統合されたように見せかけて実は管理画面のUX/UIは統一されていなかった</li>
<li>端末やアプリだけでなくAppleIDの管理も求められるようになってきた</li>
</ul>
<p>といった事情から、Programのかき集め(Programs)ではなく、Appleが提供する業務用リソースを一括管理できる統合環境という建て付けが必要だった背景があると思われます。</p>
<p>また別の側面もあります。</p>
<p>2015年、Appleは開発者向けプログラムである iOS Developer Program にiOS以外も統合して名称を Apple Developer Program に変えました(参考 : <a href="/2016/12/12/397/">iDEPではなくADEP</a>)。これによって、Apple Deployment Programs (ADP) と Apple Developer Program (ADP) という2つのADPが存在することになってしまいます。</p>
<p>Development(開発)とDeployment(配備)の両方に関わっていた弊社のようなベンダーは大いに困惑したものです。この略称の競合を解消するため、Apple Deployment Programs の名称や位置づけを変えたいという意図もあったでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>ADE(Automated Device Enrollment)</h3>
<p>2018年のABMの登場後、AppleはDEPという用語を使うことを避けているようにも見えます。後継である筈のABM内ですら使われていませんし、Appleの公式ドキュメントでも見なくなりました。</p>
<p>そうこうしてるうちに、2020年のWWDCの <a href="https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2020/10639">What&#8217;s new in managing Apple devices</a> というセッションで初めて、Automated Device Enrollment (ADE) という新しい用語が現れました。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/08/20210816_ade.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(WWDC2020のセッション資料)</span></p>
<p>セッションで解説される内容はDEPそのものでしたので、WWDC2020以降は各MDMベンダーが Automated Device Enrollment という言葉を積極的に使うようになります。<a href="https://support.apple.com/en-us/HT204142" rel="noopener" target="_blank">Appleの公式ドキュメント</a>でも見られるようになりました。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/08/20210816_appleade_org.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /></p>
<p>Automated Device Enrollment は、元々の名称 Streamline Device Enrollment に一旦原点回帰して、より分かり易くした表現とも言えるでしょう。自動で(<strong>A</strong>utomated)、デバイスを(<strong>D</strong>evice)、登録する(<strong>E</strong>nrollment)ための機能ですから。</p>
<p>ただ筆者感覚ですが、2021年8月現在、ADE という言い方はまだそれほど広がっていないように思います。MDMベンダーが無理して使っている感じでしょうか。DEP端末とかDEP化とかDEPを前提とした表現が既に浸透してしまっていますから、ADEという表現が広がりきるのは結構時間がかかりそう&#8230;という見立てをしています。何だか iDEP が ADEP へと名称を変えても多くの人が iDEP と言い続けていたのと似ていますね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ということで、本稿では端末登録をめぐるキーワード変遷の歴史を見てきました。一連のキーワードを簡潔に数式のように書くとこうなります。</p>
<ul>
<li>SDE = <strong>DEP</strong> = <strong>ADE</strong></li>
<li>ADP = VPP + DEP (だった)</li>
<li><strong>ABM</strong> = <strong>ADE</strong> + 一括購入 + Managed Apple ID</li>
</ul>
<p>太字部分が端末登録関係でおさえておいたほうが良いキーワードとなります。当サイトでは、ADEではなくまだDEPという表現をあえて使ってますが、ADEという言葉が浸透するまでこのままでいこうと思っています。</p>
<p>なお、DEPについては以下のような投稿もあります。併せてご覧下さい。</p>
<ul>
<li><a href="/2021/05/31/3928/">DEP(Device Enrollment Program)とは何か</a></li>
<li><a href="/2021/06/07/3954/">MDMとDEPの組み合わせで設定アシスタントをカスタマイズする</a></li>
<li><a href="/2021/07/05/4090/">iOS端末をMDM管理下から外せないようにする方法</a></li>
<li><a href="/2021/08/09/4219/">MDM管理下から外れられないようにしたDEP端末を端末側で無理やり初期化したらどうなるか</a></li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
			</item>
		<item>
		<title>VPP（Volume Purchase Program）・アプリ一括購入とは何か</title>
		<link>https://www.micss.biz/2021/03/01/3292/</link>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2021 23:31:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[OishiYuichi]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ABM]]></category>
		<category><![CDATA[MDM]]></category>
		<category><![CDATA[VPP・一括購入]]></category>
		<category><![CDATA[エンタープライズiOS]]></category>
		<category><![CDATA[カスタムApp]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://www.micss.biz/?p=3292</guid>
		<description><![CDATA[VPPとは、企業がアプリやブックを一括購入するプログラム(Appleとの契約)のことです。 VPPによって、企業はアプリ購入費を各従業員に立て替えさせたり、1つのAppleIDを使ってアプリを共有利用するグレーな運用をし [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>VPPとは、<strong>企業がアプリやブックを一括購入する</strong>プログラム(Appleとの契約)のことです。</p>
<p>VPPによって、企業はアプリ購入費を各従業員に立て替えさせたり、1つのAppleIDを使ってアプリを共有利用するグレーな運用をしなくてもよくなります。法人向けパッケージソフトのように、人数分のライセンスをまとめて購入する仕組みをAppleはちゃんと用意してくれているのですね。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_vpp-history.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(VPPは一括購入専用の法人用サービス。利用には専用のAppleIDを用意してAppleに申請する必要があった)</span></p>
<p>昔は上図のようなVPP専用の画面がありましたが、今はABMに一括購入の機能が統合されています(参考 : <a href="/2020/08/14/1927/" rel="noopener" target="_blank">ABMとは何か</a>)。本稿ではそんな歴史にも軽く触れつつ、アプリ一括購入についてご紹介します。</p>
<ul>
<li><a href="#vpp1">VPPとアプリ一括購入の歴史</a></li>
<li><a href="#vpp2">一括購入できるもの</a></li>
<li><a href="#vpp3">一括購入での決済手段</a></li>
<li><a href="#vpp4">一括購入したアプリの配布方法</a></li>
</ul>
<p id="vpp1">&nbsp;</p>
<h3>VPPとアプリ一括購入の歴史</h3>
<p>まず簡単にVPP(Volume Purchase Program)の歴史を見ておきましょう。</p>
<table class="table">
<tbody>
<tr>
<th style="width:100px">2011年</th>
<td>VPP発表</td>
</tr>
<tr>
<th>2012年</th>
<td>VPPが日本でも利用可能になる</td>
</tr>
<tr>
<th>2014年</th>
<td>端末の一括購入を支援するDEP(Device Enrollment Program)の登場。「一括」系を支援するプログラムとして VPP と DEP はまとめて Apple Deployment Programs (ADP) と呼ばれるようになる</td>
</tr>
<tr>
<th>2018年</th>
<td>ABM(Apple Business Manager登場。一括購入はVPPからABMへの移行が促される</td>
</tr>
<tr>
<th>2019年</th>
<td>VPP廃止</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>2012年の「日本でも利用可能」というのが面白い表現ですね。これはAppStoreが国別に用意されていることに関係していて、AppStoreと連携する一括購入の仕組みも国ごとに異なるからです。このことは後述の<a href="#vpp4">一括購入したアプリの配布方法</a>で重要なポイントになりますので、覚えておいて下さい。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_vpp_applemail.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(2011年のVPP発表当初は米国のみ。2012年に日本を含む米国以外の9ヶ国に対応した)</span></p>
<p>振り返ってみると、2008年に登場したiOSが、早くも2009年にMDM対応し、2011年にVPPで一括購入の仕組みが用意されたということですので、Appleの法人向け戦略にスピード感があったことがよく分かります。</p>
<p>その後、2019年にVPPは廃止され専用の管理画面もログインできなくなり、AppleもオフィシャルにはVPPという言葉をほぼ使わなくなりました。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_vpp-signin.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(VPPにはサインインできないようになり、ABMへの誘導リンクがあるのみ)</span></p>
<p>ですが、今でも関係者の間ではVPPは一括購入を表す言葉として残っています。VPP購入と表現する人もいますし、一部のMDMサービスでは管理画面上でまだVPPという言葉を使っていたりします。実は、Appleの公式ドキュメント(利用規約やマニュアル)の一部でもVPPという言葉がまだ残っています。</p>
<p>紆余曲折してきた結果、全体としてまだ余り統制が取れていないのが分かりますね。ただ余り気にする必要はなく、こんな歴史があったということだけ念頭に置いて「VPP = 一括購入」とザックリ捉えておけば問題はないでしょう。</p>
<p>さて、歴史はこれぐらいにして、以下アプリ一括購入の詳細を解説していきます。</p>
<p id="vpp2">&nbsp;</p>
<h3>一括購入できるもの</h3>
<p>一括購入できるアプリは大きく分けると2種類あります。</p>
<ul>
<li>AppStore向けアプリ (公開アプリ)</li>
<li>カスタムApp (非公開アプリ。業務用アプリ)</li>
</ul>
<p>AppStoreアプリというと普通は前者だけが思い浮かびますが、実はAppStore上には<strong>特定の企業にしか見えない非公開の業務アプリ</strong>が多数存在します。どういうことか。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_adp-deploymethod.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(AppStoreアプリを申請するADPの画面。アプリごとに配信方法を決める。通常は公開だが非公開も選択可)</span></p>
<p>VPPの登場した2011年から「非公開」のAppStore申請はできるようになってました。ADEPのInHouse配布があったので余り知られていなかっただけです。AppStoreの非公開アプリを当初は<strong>カスタムB2B</strong>と呼んでいましたが、今は<strong>カスタムApp</strong>と呼びます。</p>
<p>カスタムAppは、特定の顧客企業向け、あるいは自社の業務専用アプリを<strong>AppStoreインフラを使って非公開で</strong>配布する方法で、2021年現在ADEPによるInHouse配信に代えて使用することが推奨されています。(参考 : <a href="/2020/06/19/1774/" rel="noopener" target="_blank">ADEPはもう取得することができないと諦めたほうが良い理由</a>)</p>
<p>少し横道にそれましたが、カスタムAppも公開アプリと同じAppStoreインフラを使いますので、公開アプリと同様に一括購入の対象となります。とにかくAppStoreのインフラに乗っかれば一括購入対象になると捉えると良いでしょう。</p>
<p>加えて、(アプリではありませんが)AppleBooksで公開されているブックも一括購入対象となります。業務に使える電子書籍がもしあれば活用できるでしょう。ということで、</p>
<ul>
<li>iOS向けアプリ</li>
<li>iPadOS向けアプリ</li>
<li>macOS向けアプリ</li>
<li>tvOS向けアプリ</li>
<li>ブック</li>
</ul>
<p>これらが一括購入できるものになります。アプリの有償・無償関係ありません。また公開・非公開、どちらのアプリも対象になります。(非公開ブックは存在しない)</p>
<p id="vpp3">&nbsp;</p>
<h3>一括購入での決済手段</h3>
<p>決済手段は以下の2種類が用意されています。</p>
<ul>
<li>クレジットカード</li>
<li>ストアクレジット</li>
</ul>
<p>前者は想像の通りですね。個人向けAppStoreと変わりません。一括購入では法人用のコーポレートカードをABMに登録します。設定画面が用意されており、ABMで一括購入すると法人カードで決済されます。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_abm-creditcard.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(請求先情報に住所と法人カード情報を登録する。一度登録すると一括購入時にカード決済してくれる)</span></p>
<p>もう一つのストアクレジットは馴染みがない方が多いかも知れません。一言で言うと、法人向けプリペイドクーポンです。個人がコンビニなどで購入できる、1円単位で金額指定可能なバリアブルiTunesカードの法人版です。</p>
<p>Appleと日頃から取引がある企業はAppleから提供を受けている専用サイト(MyAccess)から、Apple製品の正規販売代理店と付き合いのある企業は当該代理店に、「ABMでアプリを一括購入するので10万円分のクレジットが欲しい」ってな感じで依頼して下さい。然るべき対応をしてくれる筈です。</p>
<p>普段の取引と同様に、見積書→発注書→請求書→入金→領収書の流れでクーポンを入手、ABMに登録するとクーポンの金額分を一括購入の原資にあてることが可能になります。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_abm-storecredit.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(ストアクレジットを販売店に発注し請求書払いすればカードが使えなくても一括購入ができる)</span></p>
<p>以上2種類の決済手段のみとなります。法人カードの決済上限額が問題になる場合もあるでしょうから、ある程度の企業規模ではクレジットカードとストアクレジットを併用するのが良いでしょう。</p>
<p id="vpp4">&nbsp;</p>
<h3>一括購入したアプリを配布する方法</h3>
<p>一括購入したアプリは配布してナンボですね。500個購入したら500人(あるいは500台)に届けなければなりません。ここでは一括購入したアプリの配布方法について見ておきます。</p>
<p>配布方法は以下の2通りが用意されています。</p>
<table class="table">
<thead>
<tr>
<th>配布方法</th>
<th>使うシーン</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<th>管理対象ライセンス</th>
<td>MDMを使って組織所有の管理端末に配布する</td>
</tr>
<tr>
<th>引き換えコード</th>
<td>引き換えコードを使って個人所有の非管理端末に配布する</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>一括購入する際に、2種類の配布方法からいずれかを選択して購入します。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_abm-customapp.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(配布方法を選んでいる様子。AppStore公開アプリの無料アプリは、管理対象ライセンスしか選べない)</span></p>
<p>購入した後に配布方法を変えることはできません。<strong>一括購入をする前に配布方法を決定しておくことが重要</strong>です。どちらを選ぶべきか判断材料を以下にまとめました。</p>
<table class="table">
<tbody>
<tr>
<th rowspan="3" style="vertical-align:middle">管理対象ライセンス</th>
<td style="width:100px">配布先</td>
<td>会社配布のMDMチェックイン済み端末</td>
</tr>
<tr>
<td>メリット</td>
<td>インストールさせ易い (設定次第で強制インストールも可)<br />退職者に割り当てたライセンス回収が可能<br />MDMで集約管理ができる</td>
</tr>
<tr>
<td>デメリット</td>
<td>MDMにチェックインした端末にしか使えない</td>
</tr>
<tr>
<th rowspan="3" style="vertical-align:middle">コード配布</th>
<td>配布先</td>
<td>個人所有の端末</td>
</tr>
<tr>
<td>メリット</td>
<td>MDMを必要としない</td>
</tr>
<tr>
<td>デメリット</td>
<td>インストールを強制・管理できない<br />退職者に割り当てたライセンス回収ができない<br />ABMとAppleIDの国が異なると使えない</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>以下、それぞれ深堀りして解説します。</p>
<h4>ライセンス配布</h4>
<p>iOS端末を会社で調達し従業員に配布していたり、施設に配備するなどしていて、MDMで集中管理している場合はライセンス配布を選ぶべきです。ABMとMDMを連携させると一括購入したアプリのライセンスをMDMに転送でき、MDM上でアプリと端末を併せて管理できるからです。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_iOSDC2020_103.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(最も理想的な配布・配備が可能になる)</span></p>
<p>特に従業員が辞めた時や端末の利用者が変わった時にこのメリットが活きてきます。MDMで端末との紐付けを設定するだけでどの端末にどのアプリをインストールするか制御できますので、ライセンスの回収や付与先変更が容易なのですね。</p>
<p>デメリットはMDMの管理対象端末でしか使えないことです。もし業務用に使わせたい一括購入アプリを従業員の個人所有端末に配布したいという場合は、以下に解説する引き換えコードを選ぶ必要があります。</p>
<h4>引き換えコード</h4>
<p>会社として業務用端末を調達しておらず、従業員の個人所有端末を業務に使わせて貰うような場合に使用します。引き換えコードの方式で購入すると、一括購入した数だけ各従業員が AppStore で使えるコードを発行して貰えます。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/02/20210228_abm-codedownload.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(一括購入後にコード一覧のExcelファイルをダウンロードできる)</span></p>
<p>ダウンロードからコード一覧が書かれたExcelファイルを入手できます。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_vpp_codeexcel.jpg" alt="" width="600" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(3つ一括購入した時のExcelファイル)</span></p>
<p>重複しないように従業員1人に1コードずつ配布します。メールで個別に送信しても良いでしょうし、ログイン機能のある社内ポータルサイトがあればマイページ等で個別に表示して提供するのもありでしょう。</p>
<p>従業員は、コードを入手したら個人端末上でAppStoreアプリを起動し、「コードを使う」画面から使用します。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_vpp-appstorecode.jpg" alt="" width="320" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(AppStoreアプリのゲームタブやAppタブの最下部にある)</span></p>
<p>コードを入力するとライセンスが<strong>個人のAppleIDにひも付いて</strong>アプリがインストールされるという仕組みですね。一括購入時に決済は完了しているので従業員側での支払いは不要です。</p>
<p>Excelファイルには各コードに対応するURLも提供されています。これを従業員に提供し、iOSの Mobile Safari からURLを踏んで貰うという配布も可能です。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/02/20210228_appstore-code.jpg" alt="" width="320" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(URLを踏むとAppStoreアプリの起動とコード入力までしてくれる。このあとアプリは自動インストールされる)</span></p>
<p>以上が引き換えコードの詳細です。MDMが不要なので一見便利なのですが、注意点が2つあります。</p>
<p>1つ目はライセンスが個人のAppleIDに紐づくという点。当該従業員が退職した後に、<strong>アプリを強制アンインストールしたり、アプリの継続利用や再インストールを禁止することはできません</strong>。カスタムAppの企業内専用アプリを引き換えコードで一括購入する場合は、アプリ内に独自の認証機構がないと情報漏えいに繋がる可能性があるので特に気をつけて下さい。</p>
<p>2つ目は国。<strong>ABMを使用する企業の国と引き換えコードを使用するAppleIDの国は一致している必要がある</strong>ことにも注意しましょう。</p>
<p>例えば、ABMを使う日本の企業が引き換えコードで一括購入したアプリを、米国駐在員に使ってもらおうとするケース。もし駐在員が個人端末を米国AppStoreのAppleIDメインで使っている場合はインストールできないということです。</p>
<p>ABMとAppleIDの国が異なると、コードの適用時に以下のような画面がでます。</p>
<p><img src="https://www.micss.biz/wp-content/uploads/2021/03/20210301_vpp_crosscountryinstall.jpg" alt="" width="320" class="alignnone" /><br /><span class="caption">(日本でABMを使う企業の引き換えコードを米国のAppleIDで使っている端末に適用しようとして失敗する例)</span></p>
<p>冒頭で言及しましたが、AppStoreと一括購入の仕組みが国ごとに異なっていることは、こんなところに影響してくるのですね。事業を国際展開している企業がコード引き換えを使う場合は注意が必要です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以上、VPP(Volume Purchase Program)とアプリ一括購入について解説してきました。長くなった為、実際に一括購入する手順は紹介できませんでしたが、これはまた別の記事で紹介したいと思います。</p>
]]></content:encoded>
			</item>
	</channel>
</rss>
